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【釣りテクニック】フェザリング/サミング<スピニングリール編>  [Fishing Technic] “Feathering / Thumbing” Spinning Reel 

テクニック Technic

ちょっとしたテクニックながら、釣りの幅を広げてくれるテクニック、それは「フェザリング」/「サミング」です!
ここではスピニングリールでの「フェザリング」/「サミング」についてご紹介します。

“Feathering / Thumbing” is one of fishing technic and it’s a not big deal to do, but makes your fishing skill level up. Let’s start learning it for more fun of your fishing!

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フェザリング/サミングとは? What is Feathering / Thumbing?

フェザリング/サミングとは、スプールから出ていくラインを人差し指や親指で軽く押さえて、ラインの放出スピードを調整するテクニックです。
聞いた感じ、簡単ですね!

人差し指によるフェザリング

このテクニックは、ベイトリールでは必須!
スピニングリールでは必須とは言いませんが、釣りレベルをワンランク上げてくれるテクニックと思います!
十分コントロールできるかはさておき、やるだけなら簡単なのでまずはやってみてはいかがでしょうか!

ところでフェザリング/サミングどちらが正しい言葉なの?
と思っている方もいると思います。
厳密には親指以外を使う場合フェザリング、親指を使う場合はサミングになります。まぁ、目的は同じなので言いやすい方で呼べば良いと思います。
ちなみに、親指を英語でサム(Thumb)、その動詞でサミング(Thumbing)ってわけです。

テクニックの目的 Purpose of The Technic

では、このテクニックの目的です。
うまいアングラ―っぽく見せるため!カッコつけるため!

・・・と承認欲求を満たすのは有りだと思います。(そんなにアピールできるテクじゃない?)
ただ、テクニックとしての目的がありますのでここではその部分を説明します。

最初にも書いてある通り、フェザリング/サミングの目的はラインの放出スピードの調整になります。

何もしなければどんどんラインが出ているのに対して、あえて指をあてて、スピードを下げてやるのです。では、その調整にはどんな意味があるのでしょうか? 

更にその深い目的が、これっ!

  1. 「あれっ、飛び過ぎた!」とか飛距離を調整
    → 狙ったポイントにピタリと仕掛けを落としてあげるため
  2. 着水後や巻き途中で仕掛けを沈めるとき、ライン放出が速すぎて糸ふけが出ない調整
    → 糸ふけによりライン、仕掛けコントルールやアタリ感覚の低下を防ぐため
  3. 仕掛け・ルアーの沈む速度の調整
    → ゆっくり落としてあげる、初めから魚に自然な誘いをかけるため

以下、各目的ごとの補足です。

”1.”は防波堤や消波ブロックなど障害物の隙間を狙ったり、かなりシビアにポイントを攻める場合には重要なテクニックになりますね。
仕掛け、ルアーがポイントに落ちるようタイミング良く、ライン放出を止めてやります。

”2.”は、糸ふけの発生原因を解消してやることです。
糸ふけが起こる原因は、仕掛けやルアーが沈んでいく速さとラインの放出速度の違いで、沈んでいく速さより、放出速度が速いため起こります。
このライン放出速度を調整(遅くする)することで糸ふけを解消させるテクニックになります。

糸ふけはアタリに対する合わせの遅れや、着底時の対処遅れによる根がかりリスクにつながります。

”3.”は、オモリが重く自分が意図する速度以上の速さで仕掛け・ルアーが沈んでしまう時、この速度を調整してあげるためになります。

ものすごい勢いで仕掛けが落ちていったら、魚は驚いて散らしてしまいます。
また、着底時に勢い余って出てしまう糸ふけ防止にもなります。

フェザリング/サミングのやり方 How to Feather / Thumb

使うのは人差し指、親指、またはその両方です。

基本的なやり方は、手のひらをリールやスプールに添えて、ラインをあてる指先をスプール先端(エッジ)に軽く当てます。
こうすることで、ラインが放出するときスプールからラインローラに向かうラインが置いた指先を通る度に、指先に当たることで減速されます。

指先の押し当てる力の強弱を調整することで、ライン放出速度も調整可能となります。
押し当てる力が弱いほど、ライン放出速度が落ちにくく、逆に強いほど放出速度が落ちます。
極端に強いとラインの放出は止まります。
急激に止めすぎると衝撃・ラインへの負荷もかかるので止め方はなるべくジワッとにしましょう。

キャストした後、追加でラインを放出する場面で、指をあて、糸ふけの具合、仕掛け・ルアーの落ちる速度を見ながら、指先の力でラインの放出速度を調整してあげることがフェザリング/サミングのやり方となります。

使う指別のやり方 Ways of Feathering / Thumbing by Finger

<人差し指を使う場合 by Forefinger>

フェザリングする側の手のひらをリールの側面に添えて、人差し指を軽く伸ばして、そっとスプールのエッジを押さえる感じです。

<親指を使う場合 by Thumb>

サミングする側の手のひらで、リールのスプールを下側から包むように添えて、親指を軽く伸ばして、そっとスプールのエッジにを添える感じです。

<親指と人差し指を使う場合 by Forefinger & Thumb>

親指の時と同じ、フェザリング/サミングする側の手のひらで、リールのスプールを下側から包むように添えて、親指と人差し指を軽く伸ばして、両指をそっとスプールのエッジにを添える感じです。

使う指の違いによりメリット・デメリットは大してないと思います。
皆さんの使いやすい、やり易い指を使えば良いと思います。

私は親指か両指を使います。糸ふけ防止用のようなすごく軽い力で良い場合は親指のみ、サビキ釣りのような重いオモリで仕掛けを落とす速度調整用は両指を使っています。

軽い力の調整は指一本の方がやり易いです。

重いオモリの速度調整場合、通常は両指で押さえ、早くラインを放出する場合には親指だけに切り替えると言うこともできるので両指で押さえます。

オモリが重いのでひと巻き出ていくときの速度が速くなります。
この為、二本指だと速度を落としやすく調整しやすいです。
またスピニングリールだと放出時の振動も大きいので、二本指で押さえこまめにラインを送り出すとバタンバタンの大きな振動が、バタバタとこまめな振動となり抑えられるメリットがあります。

まとめ

フェザリング/サミング解説いかがだったでしょうか?

特に、フェザリング/サミングで糸ふけを抑えるように意識しだしたら、着底前後での対処ができ根がかりも減らせるようになったと感じます。

釣りに余裕が出てきたら、このような細かなところにも気を配ることでき始め、テクニックを増やしていくことで、釣り人レベルをアップさせられると思います。

この記事をきっかけに是非、新たなチャレンジ、釣果アップにつなげてもらえると嬉しいです!

最後に、「うお八釣りクラブ」、よろしくぅ~!

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