クロダイ釣りのエサとして、もっともメジャーなカニ。
シーズンを通して使えることなどで、クロダイ釣り師の間でもポピュラーと言えます。
そのカニの種類や鈎へのつけ方など基本的な情報を紹介します！
This is introduction of crabs for a type of bait. Crabs are one of the most popular baits for black seabream in Japan.
特徴 / Features
カニエサには、以下のような特徴はがあります。
- 虫エサに比べると、小魚に食べられることはよほどないので、本命に絞りやすいと言えます。
- 虫エサに比べると、ヌルヌルしないので鈎に挿しやすい。
- ちっちゃくてもハサミに挟まれると、ちょっと痛い。
- 小っちゃくてカワイイので、子供にも好かれ、ペットとして飼いたがる。
種類 / Types
エサ屋に行くと2～3種類のカニを目にします。パッと見はどれも同じに見えますが、1種類ずつそれぞれの特徴があります。
と紹介しておきながら、普段使うのは岩ガニのみ。たまに試しで泥ガニを使うくらいなので、説明のバリエーションは少なめなのは悪しからず。
岩ガニ / Grapsoid Crabs
岩ガニは、カニエサの中でもっともよく使います。むしろ、これしか使わないと言っても良いかもしれません。
ここ知多半島はじめ、愛知周辺のエサ屋では、年間通して、どこにでも売られています。時期やお店によっては岩ガニだけのこともあります。
岩ガニを落とし着底させたときに敷石など底石があれば、カニはその底石にしがみつきます。それを剥がしたり、落としたりして釣ります。
売っているカニの大きさは大小（2～4㎝）まじってますが、2~3㎝くらいの大きさのカニがよく使われます。
使うサイズによって釣果が変わる場合もあるようで、ある釣り場で常連さんが、「小さいの（2㎝くらい）によく食ってきてるな」なんて会話を聞くこともあります。が真実はいかに！？
- 大きさ：2~4㎝くらい
- 価格：10匹、160～200円（税抜き）がこの辺の相場。
- 飼い方：「岩ガニ10匹ください」と言う。「小さめ」、「中くらい」、「大きめ」と好みを言えば選んでくれる場合もあり。どれくらいサイズがいいか聞いてくれる場合もある。
The grapsoid crab : IWA Gani, IWA means rock, Gani (Kani) means crab in Japanese. This crab is most popular in this area, may be nationwide.
Fishing results may change depending on the size of the crab. I’m not sure…
Sometimes regular anglers in an areas say “smaller one, about 2cm is better this season”.
- Size : 2 – 4 cm
- Price: 160 – 200 JPY / 10 crabs in this area.
- How to buy at a shop.: “I want 10 pcs of IWA Gani. You can also ask size, smaller, medium, larger..
泥ガニ / Mud Crabs?
見た目、使い方は基本的に岩ガニと同じです。
岩ガニより甲羅が柔らかいのが特徴でしょうか。その為、もう少し釣れる魚の幅が広がります。
泥ガニは、岩ガニと違って着底時に底石にしがみ加されましたらアップデートします。
The mud crab, its appearance and way of use are almost same as the grapsoid crab.
Its shell is softer than the grapsoid crab, that makes more fishes easier to bite.
Mud crabs
エサの挿し方 / How to Hook
エサの挿し方は色々ありますが、活きたカニを使う基本的な2種類を紹介します。
それぞれ紹介する特徴や好みで選択してください。
この他にもハサミと足をとって胴体部だけを使用したり、ハサミだけを使うといった、バリエーションはありますので、興味のある方は調べてみてください。
今回紹介する、生きたカニを使う場合の共通して次の2点を意識することがは特に肝心です。
Here are two kinds of way hooking live crabs.
There are two of common important two things as follows,
- カニを殺さない。
To keep crabs alive. - カニが自由に動けるようにする。
To keep crabs moving freely as much as possible.
お腹から背へ / Abs to Back
もっとも一般的な挿し方と思います。
カニのお腹の左右中央に挿し、背中側に鈎を出す挿し方です。
この挿し方の特徴と詳細は以下の通りです。
One of the most popular ways of hooking for crabs.
You hook from abs side and its center between right and left, and push through the back shell.
- カニがもっとも自由に動ける。（アピール力あり）
- 潮の流れの影響を受けやすく流されやすい。（コントロールが難しい）
- 若干エサ持ちが悪い。（鈎から抜けやすい）
- Crabs can move freely, and it’s more appeal for fishes.
- Crabs easier to be flowed by tide, it makes the control more difficult.
- Crabs are easier to be unhooked.
（1） 挿し始め / Beginning of Hooking
鈎を挿すところは、赤丸で囲ったカニのお腹、左右方向は、中央辺り。
上下方向は下側。
The position where you begin hooking as shown the red circle.
It’s just middle position between right and left side, and bottom side between upside and downside.
（2）上下方向の挿し位置（詳細）/ Details of Hooking
上下の挿し位置は、お腹の横シマを目安にし、下から2～3本目くらいに挿す。
上過ぎるとカニが死んでしまうので注意！
The hook is pointed to 2nd or 3rd line of abs.
Please do not point upper line to keep the crab alive.
（3）鈎を背中に向けて差し込む / Push toward Back Shell
挿さったら、鈎先を背中側に向け押しすすめる。
Push the hook toward back side of shell.
（4）鈎が甲羅を貫通したら完了 / Complete as the Hook Passed
鈎先が背中の甲羅から出たら完了。
背中を指で押さえて、指先にとんがりを感じる程度。1㎜前後。
It’s done when the point of the hook is passed through the back shell.
You just feel the point of the hook.
脇腹に挿す / Hook to Ribs
お腹挿しに次いで一般的な挿し方と思います。
カニの片側の脇腹に挿すつけ方です。足の付け根から付け根から同じ側の足の付け根から出すように通します。
この挿し方の特徴と詳細は以下の通りです。
One of the most popular ways of hooking for crabs.
You hook from abs side and its center between right and left, and push through the back shell.
- 潮の流されにくいので、狙ったポイントに落としやすい。（コントロールがしやすい）
- エサ持ちが良い（鈎が抜けにくい）
- 腹挿しよりカニの動きはやや制限される（アピール力やや低下）
- Not easier to be flowed by tide, it makes the control easier under rapid tide flow.
- Crabs are not easier to be unhooked.
- Crabs can move freely, but not same as hooking abs. Lower appealing.
（1） 挿し始め / Beginning of Hooking
鈎を挿すところは、赤丸で囲ったカニの脇腹。
挿し始めは、真ん中の足の付け根。
The position where you begin hooking as shown the red circle.
It’s just middle position between right and left side, and bottom side between upside and downside.
（2）上下方向の挿し位置（詳細）/ Details of Hooking
下から3～4本目の足、お腹側の付け根に挿す。
The hook is pointed to 3rd or 4th leg (carpus) groin area at abs side.
（3）鈎を背中に向けて差し込む / Push toward Back Shell
挿さったら、鈎先を一番下の足に向け押しすすめる。
なるべく鈎が足の付け根側を通るように通す。お腹の中央に向かって挿すとカニが死にます。
Push the hook toward bottom side of leg and make the hook stay along groin.
Do not push the hook toward the center of crab body to keep it alive.
（4）鈎が下側の足付け根を貫通したら完了 / Complete as the Hook Passed
鈎先が一番下の足、挿したところ同じ腹側の付け根から出たら完了。
腹挿しの時と同じ、指先にとんがりを感じる程度。1㎜前後。
It’s done when the point of the hook is passed through the bottom log’s groin area.
It’s enough when you just feel the point of the hook.
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